バンコク概観

タイの人口の10パーセントが集まる首都バンコクの魅力は、その活気にあります。
喧騒、混乱、混沌とした街に、旅人は魅了されるのでしょう。

バンコクを歩くには、時間に余裕を持って計画を立てることをお勧めします。
バンコク全体を「7つの地区」に分けて、それぞれの地区の見所をピックアップしてから、準備万端、街に出かけるのもひとつの方法です。

①トンブリー地区
②ラタナコーシン島(王宮周辺)
③ホアランポーン駅とチャイナ・タウン周辺
④スリウォン通りとシーロム通り周辺
⑤サヤーム・スクエア周辺
⑥ラチャダムリ通りとプルンチット通り周辺
⑧東北バスターミナル周辺

各地区の見所

①トンブリー地区
●ワット・アルン(暁の寺)

②ラタナコーシン島(王宮周辺)
●王宮
●ワット・プラケオ(エメラルド寺院)
●ワット・ポー
・バンコク国立博物館
・バンランプー・マーケット

③ホアランポーン駅とチャイナ・タウン周辺
●チャイナ・タウン(ヤワラー)

④スリウォン通りとシーロム通り周辺
・G.P.O.(中央郵便局)
・国際電話局
・シーロム通り
・バッポン通り
・タニヤ通り
・スリウォン通り

⑤サヤーム・スクエア周辺
●サヤーム・スクエア
●イム・トンプソンの家

⑥ラチャダムリ通りとプルンチット通り周辺
●ラーマ6世像
●ルンビニー公園
●プラ・ブーム
●プラ・ブーナーム市場

⑦東北バスターミナル周辺
●ウィークエンド・マーケット
  


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トラブル

バンコクでは、日本人観光客を巻き込んだ、さまざまなトラブルが発生しています。現状を認識し、予防対策をとりましょう。

●偽ガイド
空港で偽物のガイドが待っていることがあります。ガイドの身元は最初にしっかりと確認しましょう。本物のガイドならば、タイ政府観光局(TAT)発行の顔写真入りの身分証明書を首から下げているはずです。
また、添乗員なしで現地係員によるツアーなどで、現地係員と会えない、あるいは待ち合わせ場所に来ていないということもあります。現地連絡先を控えておくこと、ツアーの場合は、バッジを目に付きやすいところにつけておきましょう。

●置き引き、すり
混雑している市場、空港、バス乗り場で、すりや置き引きが多発しています。現地の人だけに限らず、地理に疎い外国人のふりをして道を尋ね、そのすきにポケットやウェストポーチのなかの貴重品をすっていくという事件も頻発しています。

●麻薬・売買春
安易に麻薬に手を出すのは厳禁。当然のことですが、実刑となります。もりとん売春も違法行為です。

●観光スポットで
バンコク市内には、タイの代用的な乗り物である、「トゥクトゥク」というエンジンつきの三輪タクシーが走っています。ところが最近、観光客を宝石店へ連れて行く運転手がいます。また、「現在、××は工事中だ、見学できない。別のもっと良いところへ案内する・・・」といって、提携したお土産屋へ連れていくケースもあります。

●宝石詐欺
偽の宝石や質の悪い品物を売りつける事件が多発しています。
  


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ラチャダムリ・ロード周辺

そごうや伊勢丹など、日系高級デパートが建ち並ぶ付近ですが、地元の市場を覗いてみるのもまた、いいのではないでしょうか?

●プラトゥーナーム市場
ラーマⅣ世像を右手にラチャダムリ・ロードを北上していくと、右手にタイで最もご利益があるといわれるヒンズー教の祠、プラ・ブームがあります。さらに北へ進むと、ラッチャプラロップ通りを挟んで両側に、プラトゥーナーム市場があります。いつでも賑わうこの市場、通りを境に北へ向かって右手、つまり東側を、チャルーム・ローク市場、左手側、つまり西側をチャルーム・ラープ市場といいます。歩道は露天や屋台で埋め尽くされ、その活気溢れるさまに酔ってしまいそうな気持ちになります。威勢のいいおばちゃんとの意気盛んなやり取りを楽しんでみるのも旅の良い思い出になるかもしれませんね。
プラトゥーナーム市場へは、シーロム通りからはNo.14、74、77のバスが、スクンビット通りからはNo.40、45,54のバスが通っています。
タイの熱気に酔いしれたいという人は、是非、立ち寄ってみてはどうでしょう。

●スアン・パッカード宮殿
プラトゥーナーム市場を抜けてさらにラプラコップロードを北へ進むと、左手にシーアユタヤロードへ入る曲がり角があります。シーアユタヤロードのほうへ曲がり、西へと向かうと、向かって左手に、一風変わった宮殿があります。スアン・パッカード宮殿です。タイの宮殿というと、派手なイメージを連想しがちですが、この宮殿は落ち着いた、田舎の豪邸といった感じです。
この宮殿は、かつてラーマ5世の孫のチュンポット殿下夫妻の住居でしたが、今は、骨董品などのコレクションを一般に公開しています。この宮殿の見所は、その見事な庭園です。仏教寺院風屋根をもつ高床式の建築様式も新鮮な雰囲気を感じさせます。
プラトゥーナーム市場からは歩いていけます。開館は9:00~16:00。80Bです。
  


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バンコクナイトライフ

旅に出るとついつい羽目をはずしがちです。女性の一人旅の場合は、「夜の街」へ出ることは断じて避けていただきたいと思います。男性旅行者であっても、きちんと事情を心得たうえで念に念を入れてのうえで気をつけていただきたいと思います。バンコクには、バーやキャバレーがたくさんあり、客引きもしています。ただし日本とは事情が違うことを知っているべきです。
たとえば、「マッサージ」というのは、日本でいうソープランドのことです。ホテルで勧められる「マッサージ」も同じ意味のことがあります。タイの伝統的なマッサージは「トラディショナル・マッサージ」であり、これらとはまったく異質のものなのです。
注意点をあげてみます:

1.バンコクには客引きがうろうろしています。絶対についていってはいけません。
2.原則として店の1階は安全ですが、2階は危険だと考えてください。
3.目隠しされた店、外から中の様子が見えないようになっている店は避けましょう。店のなかでいくら助けを求めても無駄です。
4.ライブ・ショーを見たい気持ちもわかりますが、ショーをやっている店は危険、と考えたほうがいいでしょう。
5.一度店に入っても、店の様子がどうも怪しい、客が少ないという場合は、勇気をもって出ることです。

では、被害に遭ってしまったらどうしたらいいのでしょう?

ぼられたら?あきらめてください。深夜になるとパッポン通りは賑わいます。通りの東西入り口には、英語のわかるツーリスト・ポリスマンがいることもありますが、彼らに愚痴っても・・・たぶん、愚痴っておわるだけでしょう。身体に何もなかっただけでも幸運と考えるほうがいいです。
  


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